言語学者 アイヌ語研究 金田一京助

年譜

金田一京助の略歴

エピソード

実は辞書の編纂をしたことがない など意外なエピソードから現代にも通じる金田一の言語観まで

親友・石川啄木
アイヌ学を志したきっかけ
フィールドワークの先駆者
辞書の編纂は実は…
あの名探偵の由来は…
ユーカラ紆余曲折
アイヌを愛した国語学者…?

金田一京助と石川啄木

親友・石川啄木とのエピソード

出会い
上京
啄木の作家活動と生活
金田一京助の献身
石川啄木の夭逝

金田一京助の家族

方言の研究で有名な金田一春彦、テレビやゲームでおなじみの金田一秀穂……言語学者一家としての金田一家

金田一家の一族

金田一京助とアイヌ

生涯をささげたアイヌ研究について

アイヌ研究

名言

金田一京助がわかる名言集

名言

エピソード

フィールドワークの先駆者

金田一がアイヌ語の研究を始めた頃は、言語学の聞き取り調査では最も重要な言葉の一つである「これは何?」ですら何と言うのかよく分らない有様だった。

そこで金田一は思案の末、訳の分からない絵を描いた紙をアイヌ人に見せ、その反応から「何?」という言葉を聞き出すことに成功。

ここから膨大なアイヌ語の単語を一つひとつ聞き取り調査で記録するという地道な事業がスタートした。


「何?」という言葉を聞き出すことは、この調査において非常に重要である。文字をもたず口述でしか伝えられていない文化を、聞き取り調査で少しずつ記録するための第一歩だ。



非常にまじめな性格

講演がうまく、啄木との思い出やアイヌ集落探訪の話をすれば、実に巧みに聴衆を惹きつけることができた。

しかし、そんな金田一が「今日ぐらい話をするのが苦しかったことはない」と壇上から降りて話したことがある。ただ「挨拶」としか書かれていなかったときだ。

何を話せばよいのか分からなくなり、しどろもどろになってしまった。

まじめな金田一らしいエピソードである。この几帳面さ、慎重さがあって未知の文化の研究をやり遂げられたのではないだろうか。